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平城宮跡はがっかり観光地なのか『平城京』 安部 龍太郎





平城京建設をめぐるいざこざを描いた小説。とても分かりやすい分やや平坦で
コアな歴史ファンには物足りないが、僕のように奈良ゆうたら鹿せんべい
などとほざいてるやつにはちょうどいい本。
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古都を旅するのはなぜ?いにしえのロマンがそこにはあるから。
まほろば。なんて文字が躍る(素晴らしい場所)って感じの意味でしょうか。
東の興福寺東大寺、西ノ京の唐招提寺薬師寺、南の法隆寺あたりに観光客は
こぞって行くもんですが、なぜか奈良の都の中心である平城都跡は、疎外感。

たぶん行ってもほとんどなんも見るとこないし~~~だろう。
いやいやこの空間にこそロマンがあるのよ。奈良市内の一番の中心部が、広大な
原っぱ。現代では、おそらく観光課は、ちょっと見れるようにテコ入れしたやん!

せんでええねん!ここだけは。観光地じゃなくていいの
ロマンに想いを馳せる場所だから。

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