2019-01-25 ヒロポン集落のヒロコ 「ジウⅡ」 誉田哲也 本が大好き! 読者になる 自由をジウと聞き違えたからジウなのか?Ⅱに入っても未だ幻影なジウ。そんな中、新潟県糸魚川近くにある集落ヒロポン村では、毎夜ヒロコを弄ぶ男たちは、平気で人を殺しては、解体して処理していた。この場面はオドロオドロしく僕の脳裏に焼き付いた。村を出たあとのヒロコの無残な結末も痛すぎる。連続して起こる誘拐事件、人質立てこもり事件はやがて新世界秩序の名のもと歌舞伎町へと舞台を移すのだった。俄然白熱するⅢを前に、謎だった人物達の過去と今が暴かれるⅡはややスピード感は鈍るものの十分な伏線だった。 グロい本に盛り込まれた淡い恋心がわずかな清涼剤。