PONYの缶詰

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ヒロポン集落のヒロコ 「ジウⅡ」 誉田哲也





自由をジウと聞き違えたからジウなのか?Ⅱに入っても未だ幻影なジウ。
そんな中、新潟県糸魚川近くにある集落ヒロポン村では、毎夜ヒロコを弄ぶ
男たちは、平気で人を殺しては、解体して処理していた。

この場面はオドロオドロしく僕の脳裏に焼き付いた。村を出たあとのヒロコの
無残な結末も痛すぎる。

連続して起こる誘拐事件、人質立てこもり事件はやがて新世界秩序の名のもと
歌舞伎町へと舞台を移すのだった。

俄然白熱するⅢを前に、謎だった人物達の過去と今が暴かれるⅡはややスピード感は
鈍るものの十分な伏線だった。 グロい本に盛り込まれた淡い恋心がわずかな清涼剤。


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