モーツァルトの死をめぐる絢爛豪華な舞台劇を、見事にフィルムに転化したアカデミー8部門受賞の傑作。20分の新たな映像が追加された本作では、より“人間モーツァルト”に焦点を当て、その愛と苦悩、葛藤が詳細に描かれている。また、全編にちりばめられたモーツァルトの名曲の数々が最新のデジタル音響で鮮やかに甦る。
1823年11月のある晩、ウィーンの街でひとりの老人が発狂して自殺を図り、病院へ運ばれた。この老人は、かつてウィーンで最も尊敬された宮廷音楽家、アントニオ・サリエリ。数週間後、サリエリの告白を聞くために若年の神父・フォーグラーが病室を訪れた。やがて、サリエリの回想が始まった…。イタリアに生まれたサリエリは、作曲家として優れた才能を持っていた。やがて音楽の都ウィーンへ赴き、皇帝ヨーゼフ2世付きの宮廷音楽家になった。そんな順調なサリエリの人生も、天才ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトに出会ったことで狂わされていく…。
❤一応はオーディオファンのはしくれなのでモーツアルトくらいは聞きますが
コアなクラッシックオタクでもない為に初めてこれを見た時は下品な笑い声のモーツアルトと
サリエリくらいしか印象になかった。サトエリに似てるぜ程度でした
しばらく時が立ちまた気になり2回目の観賞がおそらく10年ほど前だろうか
そこでは凡人であるサリエリの苦悩が少しわかった気がしてきた
今回は自分も成長したのかこの映画の深さが少し見えてきたように思います
といっても事前のにわか知識を本で読んだだけだが・・
あんたの慈悲深き神は 愛する者の命を奪い
凡庸なる人間には わずかな栄光も与えはしなかった
Your merciful God.... He destroyed his own beloved,
rather than let a mediocrity, share in the smallest part of his glory
サリエリ・・彼はまた、誰よりもモーツァルトの音楽を愛した一流の音楽家でもありました
☆この年のエピソード☆
グリコ・森永事件
3月18日夜、江崎グリコの社長が兵庫県西宮市の自宅で入浴中に誘拐され、身代金10億円と金塊100キログラムを要求された。社長は3日後に監禁された倉庫から自力で脱出したが、犯人グループはグリコ本社へのいやがらせを続けた。
6月、突如、「終結宣言」を報道機関に送付、9月12日ターゲットを森永製菓に切り替え1億円を要求した。さらにハウス食品にも脅迫状が送られた。脅迫状は独特な大阪弁で綴られ「かい人21面相」を自称した。