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ひとつの季節の終わり『1973年のピンボール』 村上春樹





車が止めれる場所のある小高い丘、眼下に町が見下ろせる静かな所で僕は
この小説を誰にも邪魔されず4時間かけて読んだ。

全体に流れ出るテーマは、「ひとつの時代の終わり」と「その焦燥感」。
途中から幾度もこのブログが終わっていくことと幾重にも思考が重なって
しかたなかった。

終盤になり使われなくなった養鶏場の倉庫に整然と並んだ、使われなくなった
78台のピンボールマシーンが、このブログの仲間たちに見えてしまう。

やがてひとつの季節は終わりを告げる。

何処に行く?僕は訊ねた。

もとのところよ・・・帰るだけ

君たちがいなくなるととても寂しいよ

またどこかで会おうと僕は言った。

「またどこかで」と一人が言った。
「またどこかでね」ともう一人が言った。

とても哲学的であり文学的な内容です。それよか今の僕にはブログが終わる
そのことの方がより哲学的であります。

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