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『スミス都へ行く』(1939) -419









ジーン・アーサー(サンダース)
エドワード・アーノルド(ジム・テイラー)











そして都へ行くの「都」とは、MR. SMITH GOES TO WASHINGTONでわかるように首都ワシントン

原作名が「ミネソタから来た紳士」ですから ミネソタからワシントンにやってきたスミスですね
1939年はあの大作「風と共に去りぬ」など多くの名作が作られた年でアメリカが一番理想に燃えてた
ころ 一方日本で『スミス都へ行く』が公開されたのが1941年も終わる頃 いよいよ外交ではもう
暗雲立ち込め戦争突入濃厚な頃です。もちろん相手国はアメリカ

民主主義の理想を謳った本作は日本でも大ヒットしますが、これをあとに戦後まで一切のハリウッド映画が日本で公開されることはなくなります。


さてボーイスカウトの団長であるスミスはひょんなことからワシントンの上院議員になってしまう
そこで一年生議員が通る挫折を味わいながらも秘書ジーン・アーサーの協力を得て腐敗政治のドン
テイラーにひとり議会で立ち向かう。映画後半の24時間に及ぶ演説

誰ひとり耳を貸さなかった先輩議員だがその熱意にしだいに心動かされます。それにいち早く
気付き応援してたのは議長の態度でしたねー

おっとこう書くとなんだかカタぐるしい映画のようですがフランク・キャプラ映画はそんなんじゃないことは「或る夜の出来事」で大いに笑った方ならこれも同様にかなり笑えます。

普通ヒーロー!はドジでマヌケだ!でも真っ直ぐなハートは胸を打つ
何度も画面に登場するリンカーン像「人民の人民による人民のための政治」がこの映画の見どころです

笑って、ハラハラして、ホロリきて やっぱ最後はハッピーエンド♪
これが王道なんですよねー 


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