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『戦艦バウンティ号の叛乱』第八回 1935年アカデミー作品賞 -445

原題Mutiny on the Bounty1935年/アメリカ映画/MGM製作



主演:チャールズ・ロートン/1932年度のアカデミー主演男優賞『ヘンリー八世の私生活』
   クラーク・ゲーブル/『或る夜の出来事』『風と共に去りぬ』



タヒチに向けて航海中の英国戦艦バウンティ号。やがて非情な艦長による苛酷な労働に憤った船員たちは、艦長らを小舟に置き去りにしてしまう……。実際に起きた叛乱事件を描いた最初の映画化作品で、劇場公開時の邦題は「南海征服」。C・ゲーブルの人気を確立した作品だが、当時は検閲のため大幅にカットされた。

1935年クラーク・ゲーブル予告編






♠この映画はタイトル&内容ともに大幅な検閲により戦前は『南海征服』と変えられて

日本では1938年にようやく上映されたいわくつき。


なぜなんだ!と思う方もいるでしょうから

当時の日本がどんな様子だったか見てみましょう


1936年には2・26事件
2月26日、歩兵第1・3連隊などの青年将校21人が下士官・兵士約1400人を率いて、首相官邸、警視庁などを襲撃し、高橋是清蔵相らを殺害した。将校らは軍部の改革を要求したが天皇への忠誠はあつかった。しかし天皇は反乱軍鎮圧の方針を貫き、軍部も反乱軍を包囲、原隊復帰を呼びかけた。

翌年の1937年には蘆溝橋事件、日中戦争勃発します


さらには1938年国民総動員法公布や軍部の反対により東京オリンピック返上などと


完全に日本は軍国主義に傾き映画公開の翌年には第二次世界大戦へと発展する時代だったのです。


さて



そんな時代の映画ですしタイトルの『戦艦バウンティ号の叛乱』や無理に検閲で変えられた『南海征服』から想像できるのは重たい戦争映画か?!と思うでしょうが


実は全く戦争映画とは無関係なのですよん



エゲレスにポーツマスって港があるんですね

そこから南海の楽園タヒチへ向けて2年に渡る航海にでます

何しに? う~~とね確かパンの木を1000本もらいにです

全然戦艦である必要もなさげだが・・



一応イギリス海軍で船長てのが規律を盾にやりたい放題の横暴を

船内でやるのでしだいに

クラーク・ゲーブルらがブチ切れてきて


『叛乱』を起こしてバウンティ号を乗っ取ります


船長以下はボートに乗せられて流される

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