1961年7月5日 ヴァレホ警察署に「公園近くの停車している茶色い車を探せ。9ミリのルーガーでひよっこを2人殺した。去年も2人殺している。」と電話がかかってくる。警察はその場所で 茶色い車と 重症の男マイケル・マゴー・死亡した女性ダーレン・フェリンを発見する。マゴーは「駐車場で1台の車がライトを当ててきて、人が降りてきたかと思うと突然発砲した。 25~30歳、ちじれた髪、丸顔 中背の太った男」と答えた。 8月1日 3社の新聞社に手紙が送られてきた。丸の上に十字があるゾディアックの印。手紙には殺害の詳細、暗号が書いてあり、”3社分の暗号をあわせれば犯人が誰だかわかる”と書かれていた。また 「この手紙を公開しないと10人以上は殺害する。」と脅迫していた。 10月11日サンフランシスコのノッブ・ヒルでタクシー運転手の後頭部を撃つ。銃は9ミリのルーガー。運転手のシャツの一部を切り裂いていた。翌日、クロニクル紙にゾディアックより血の付いたシャツの切れ端と手紙が届く。警察を叱咤し、”今度は小学生のスクールバスを狙う”といった内容だった。 10月21日オークランド警察署に電話が入り「朝のTVのトークショーに出演したい。優秀な弁護士(実名を挙げる)をつけてくれるなら自首しても良い」と言って来た。早速時間をとり、弁護士も用意し電話を待った。少年のような声でゾディアックを名乗る電話がかかり、自分が抱える問題を弁護士に相談し、後に会う約束もしたが、結局彼は姿を現さなかった。2ヶ月後この弁護士にシャツの切れ端と手紙が送られてきた「8人殺しているが、近々9人目を殺す」という内容だった。筆跡はゾディアックのものと確認。 1971年3月ロスのタイムズ紙に手紙が送られてくる。○十字の署名と17+の符号があった。 1974年 サンフランシスコ警察に同じ筆跡で手紙が届く。その手紙には「37人殺した。すさましいことをやらかす」と書かれていた。 これを最後にゾディアックは忽然と姿を消す。 番外編 この事件は 映画「ダーティーハリー」(1971年 アメリカ マルパソ・カンパニー) のモデルとされていた。自己顕示欲が強いと思われる犯人は自分が主人公とされるこの映画を観に くるに違いないと アンケート用紙を用意し 投入箱の中に 警察官が潜んでいたという。 当時 警察の切羽詰った状況が伺える。参考図書:現代殺人百科 上のカリフォルニア州サンフランシスコで、1960年代後半に実際に起きた連続殺人事件を題材にしている。この映画のタイトルは、本件殺人犯が地元新聞社「サンフランシスコ・クロニクル」や警察に送りつけた犯行声明文に書いた「Zodiac(ゾディアック)」という名前(偽名)に由来する。尚、本事件は現在に至っても解決していない。 長編映画ながらこいつは引き込まれました 見てる者が映画の中で共に犯人像に迫ろうと 出来るのでどんどん見てしまいます。 実録なのに映画としても十分な出来栄えでした 30年に渡り犯人を追い続け迫りながらも最後の決め手に 苦しむ姿とこの事件がその後日本でも連続殺人のモデルとなりました。 事実はやるせないが映画は良かった。
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