PONYの缶詰

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『第十七捕虜収容所』(1953) -488









オットー・プレミンジャー(シェルバッハ)








捕虜収容所を舞台にした映画は数あれど、その展開の妙味と、娯楽色において本作と肩を並べられる作品はあるまい。前半のコミカル路線から、後半のリアル路線への橋渡しもスムーズで、サスペンス醸造も巧みだ。相変わらずのワイルダーの語り口の上手さを堪能すべし 



言うところに注目!これまで見たこの監督の映画からすると案外とくだけた内容かもと思う

他の映画でも見慣れた捕虜収容所に沢山アメリカ人の捕虜がいます。ここはナチスの捕虜収容所
ここでやることと言えばアレでしょね きっと・・・あ~やっぱり脱走してるし~~~
でもって必ず初めは捕まるのね

そして普段はすることないので看守や所長おちょくったり収容所競馬(馬のかわりにネズミ)
ま~「暴力脱獄」でポール・ニューマンが、俺は卵40個食えるぞ!とかやってるようなもんです


さてそんな映画?それが違うんですね~ 初めの脱走も筒抜けでその後も彼らの企むこと全部
ナチスの収容所長に筒ぬけ これはおかしいぞ!仲間の中にスパイがいてチクッてるに違いない

でた~~必殺小道具男ワイルダー♪ 今回の小物シリーズは、チェスの駒、裸電球、ピンポン玉
この辺が熱い! ナチスに肉親を殺されてるワイルダーだけに収容所側のおっさんらはかなりマヌケに描かれてます。

ラストはスパイが判明しまして痛快な終わり方♪ ざまーみろ!なめんなよ~みたいなね


しかしこの監督のはどれみても面白いです。笑いとシリアスのバランスがとてもいいんですね~
何度も舞台で上演されてる名作なるほど面白い!


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