PONYの缶詰

野鳥撮影・風景写真・鉄道写真

MENU

『ドクトル・ジバゴ』(1965)-571














ジュリー・クリスティ(ラーラ)
ロッド・スタイガー(コマロフスキー)









巨匠デヴィッド・リーンこちらも超大作でなんと!DVD全部見たら333分じゃ~い

制作にはカルロ・ポンティ、キャストはロレンス組のオマー・シャリフ&アレック・ギネスや
『波止場』『夜の大捜査線』のロッド・スタイガー チャップリンの娘でジェラルディン・チャップリン

時は19世紀末のロシアです。 テーマは「ロシア革命」と「ラブロマンス(不倫だけどね)」
ドクトルはドイツ語で医者 主人公ジバコ医師の生涯をバラライカ奏でる名曲と壮大なロシアの
冬を中心にした景観で綴る大河ドラマです。

デヴィッド・リーン映画の期待を裏切らないワイドショットは「戦場にかける橋」「アラビアのロレンス」同様の迫力です。(ただしこの時期は米ソ冷戦中でしたのでロケはロシアではありません)


17歳になったラーラはおかんの愛人コマロフスキーのエロスの餌食になる
その後も密会を重ねるがおかんに知られておかんは自殺未遂をする。
もうヤダこんな生活!ラーラは銃でコマロフスキーを撃つ!手に当たり
そいつを手当てしたのがジバコ医師だった。

だがラーラは革命戦士と結婚しジバゴも別の女と結婚する
いよいよ内乱が激しくなりジバコ一家は汽車で遠く離れた別荘へ向かうのですが
そこもすでに内乱により封鎖され隣の門番小屋での暮らしが始まる(唯一少しホットする)

一方ラーラの旦那は革命戦士幹部となり冷血漢と恐れられていましたが反勢力に捕えられて
自殺する。

ラーラはジバゴ一家の近くの町にひとり暮らしていたことを知る。ジバゴは彼女に会いに
行くようになる 不倫なんですがそれまでのいきさつもあり許せるな~これは

ところがジバコはパルチザン勢力に拉致され従軍医師として拘束され時は流れる
数年後ようやく戻ったジバゴだったが家族はすでにモスクワへ去っていました

ラーラとしばしの愛の暮らしが続くがロシア革命の内乱はふたりをもひきさくのでした

ラストあたり 時はまたまた流れてモスクワでジバゴはラーラを見つけ追いかけるのだが
そこで心臓病で路上に倒れる・・・


ジバゴの娘がダムの道を去って行く その背中にはバラライカ・・


素晴らしい景観と内容『アラビアのロレンス』に劣らぬ名作であります


//上に戻るボタン