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『ベン・ハー』(1959)第32回アカデミー作品賞-757

監督: ウィリアム・ワイラー

出演: チャールトン・ヘストン/ ジュダ=ベン・ハー
ジャック・ホーキンス /クインタス・アリウス
ヒュー・グリフィス /族長イルデリム
スティーヴン・ボイド/ メッサラ
ハイヤ・ハラリート/ エスター
マーサ・スコット/ ミリアム
キャシー・オドネル /ティルザ
サム・ジャッフェ/ サイモニデス
フィンレイ・カリー /バルサザー
フランク・スリング ポンシャス・パイラト
テレンス・ロングドン ドルーサス
アンドレ・モレル セクスタス
マリナ・ベルティ フレビア
ジュリアーノ・ジェンマ




チャールトン・ヘストン/ ジュダ=ベン・ハー




ユダヤの豪族の息子、ベン・ハーの数奇な運命を通してローマの圧政とキリストの最期を6年半の製作期間と54億円の巨費で描いた一大スペクタクル。些細な出来事から旧友メッサラの裏切りにあい、奴隷船送りとなったベン・ハーはそこで命を救ったローマの将軍の養子となる。束の間の安住の後再び故郷へ戻った彼は、別れた家族が獄中死したと聞かされ戦車競技に出場する事を決意する。そこではメッサラとの宿命の対決が待っていた。あまりにも有名な戦車競技のシーンは4人の監督が演出した素材を僅かな時間に凝縮させた編集の妙に尽きる大迫力で迫る。作品、監督、主演男優、撮影等アカデミー賞史上最多の11部門受賞。


❤7分近く聞かされるoverture(序曲)から始まる4時間の長編大作です。

さらにチャールトン・ヘストンから始まるタイトルコールが終わり本編にようやく入るまで

都合15分だ 見る側も気合がいるぜぃ



ハイライトは、マケドニア軍対ローマ軍の海戦シーン(そこでヘストンがローマ軍のエラいさんを助けることで運命が変わるのだ)


もうひとつは、映画史に残る名場面の4頭立て馬車レースです。ヘストンVS旧友のメッサラ対決
メラッサの車輪にはドリルが突出してる(マッハGOGOGOかよ)



1959年かつてブイブイいわしていたMGM社(当ブログでもおなじみですが)も
TVの普及で倒産の危機に瀕していました。 そこで最後の望みをかけてベンハーを再びリメイク
これがこけたら倒産だったが・・こいつが起死回生の大ヒットとなります。

時代は紀元26年です。副題『キリストの物語』とあるようにイエス・キリストも後ろ姿だけですが

登場し宗教色もかなり取り入れられています。特にガレー船に乗せられ奴隷の漕ぎ手であった

ユダヤ人のベン・ハーの足枷を何故司令官は外したのか?彼を通して見るキリストによる救済の物語であることの序章だろう


それはラストにエルサレム郊外のゴルゴタの丘でイエスが十字架にはり付けられ嵐の中

流れたキリストの血が大地を伝い業病に侵されたベンハーの母と妹に奇跡をもたらす


はじめにベンハーとメッサラが再会する場面でお互いが壁の十字になった真ん中に槍を投げるシーンも
イエスと多いに重なるのではないか


復讐と怒りに満ちたベン・ハーを解放したのはナザレのイエスであった


4時間見てさらに特典映像までみるとなるとですね

夜から見始めきづけば朝ですぜ~~~~




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