PONYの缶詰

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『道』(1954)-837











ジュリエッタ・マシーナ(ジェルソミーナ)








野卑な男が、僅かに残っていた人間性を蘇らせるまでを描いたフェリーニの名作。


【キネマ旬報「オールタイムベスト・ベスト100」】名作100本見たのか俺?選出(10位)




主役のジェルソミーナ(ジュリエッタ・マシーナ)はフェデリコ・フェリーニ監督の嫁さんです
変わった顔してますね~ 男優のほうこちらは「アラビアのロレンス」にも出たたので知ってる
アンソニー・クイン

‘後悔先に立たず’‘心の両面性’と言った人間の感情を描きます。明暗で分けますと
めっさ暗い!映画となっています。

ザンパノと言う旅芸人に金で買われた娘ジェルソミーナ いくらで?1万リラだ
円で言うとたった5000円ほど バイクにトラックの荷台を合体させたような乗り物で
旅回りが始まる。粗野で野蛮なザンパノに対して反発と好意を繰り返すジェルソミーナ
僕は多くの解説や淀川氏が言ってるような「頭おかしい娘」とは最後まで思えなかった

ザンパノに対する恋心と恐怖に苦悩する彼女の前に綱渡り芸人が現れてこう言います
「小石だって役に立っている。君だって、きっと誰かの役に立っている。この小石が無益だと言うのなら、すべてが無益だ」。 彼女にとってそれは天使の言葉であり再びそれを胸に頑張ろうと誓う

しかしその天使を無残にもザンパノは殺害していまいジェルソミーナの心は凍りついた石ころのようになる やがて半分気がふれた彼女とザンパノがある場所で夜を過ごす

ここで10日間 口も聞かなかったジェルソミーナが言う 


「ここがいいわ」・・・と それはその夜起こることを暗示してるようだった


月日が流れひとり旅芸人を続けるザンパノ・・・聞き覚えのある歌が風に乗って届く
あの夜捨てた女ジェルソミーナが悲しく死んでいったことをを知らされ号泣するザンパノ・・


「後悔」するにはあまりに遅すぎたザンパノ・・

せめて彼女と居た時間に優しい言葉のひとつかけてやってればな~



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