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『ミッドナイト・エクスプレス』(1978)-838









ランディ・クエイド










キネマ旬報
/名作100本見たのか俺?54作品目



そして『ミッドナイト・エクスプレス』とくれば‘深夜特急’そんなイメージはただちに打ち砕かれる。

この映画のタイトル『ミッドナイト・エクスプレス』とは刑務所内での隠語
意味は「脱走」 なんで?エクスプレスには‘速い’以外に‘表に出す’‘押し出す’と言う意味あいを持つからです。

飛んでイスタンブール♪トルコに彼女と旅行に来た若者ビリー・ヘイズが実際に体験した
国家を揺るがす地獄絵図。相当えぐい映画となっています。

乾燥大麻をマリファナ そして大麻の樹脂を固めたものをハシシと呼びますが
アメリカでは合法な州もある軽めの麻薬 そんな軽い気持ちでヘイズもこれをトルコに持ち込もうとしたが見つかってしまう。冒頭は空港税関での緊迫感あふれる場面からとても掴みがいい

初犯だしすぐに釈放されるだろうと思っていた しかし4年の実刑でムショ行きだ
しかも異国トルコの刑務所は地獄だった

なんとか刑期も残り53日まで来た時、再び裁判にかけられ懲役30年の判決にヘイズは発狂寸前になり
タレ込み屋の舌を噛み千切り、看守長を殺害して脱獄する。

最近中国でも麻薬がらみの外国人を死刑にするというニュースがあり
この映画は人ごとではない。

しかしあの状況下で生きてアメリカへ戻れたヘイズは奇跡である。
一方ヘイズ役を演じたラッド・デイヴィスは1991年にエイズで死亡している

映画としてリアル感抜群でありよく出来ていました。

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