PONYの缶詰

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『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ/完全版』(1984) -953









ジェームズ・ウッズ(マックス)
ジョー・ペシ(フランキー )








やがて時が流れ、老け込んだヌードルスは、再びニューヨークに戻ってくる。彼の元に一通の手紙が届いたのだ。かつての面影をわずかに残すほどしかなかった老人を、再び呼び戻した人物とは、一体誰なのか。




時は禁酒法下 ニューヨークに5人の少年がいます。主にギャングモドキで日々を凌ぐ
リーダー的存在なのがヌードルス(ロバート・デ・ニーロ)そこへある兄ちゃんが仲間に
加わるマックスです。

彼の知恵でしだいに大金を稼げるようになりまして儲けた半分をコインロッカーに貯めて行くんですねー

当然他のギャングとの抗争もあり ある日ヌードルスの仲間ドミニクが殺される
死に際の言葉『滑っちゃったよ』がせつない。ブチ切れたヌードルスは敵ボスバグジーを
メッタ突きにする。 当然長いムショ暮らしとなります。

さて3時間47分の物語を延々書くわけにもいきません

ポイントは単なる敵との抗争を描いた映画ではなく主に仲間との友情
特に素晴らしいのがヌードルスとマックスやりとりでして

珠玉のラストシーン前 長年の罪滅ぼしに自分を殺してくれと頼むマックス
ヌードルスは少年の頃からの彼との友情を回想しながら申し出を断り外へ出ます。

歩き去るヌードル そこに止まっていたゴミ収集車・・エンジンが突然かかります
その向こうにはマックスらしき姿が・・・動き出すゴミ収集車がゆっくりヌードルの前を
通過する マックスの姿はなく・・ゴミ収集車の粉砕歯車が映る・・やがて遠ざかり赤い
テールランプが小さくなるとそれは向かってくる車のヘッドライトとなりバカ騒ぎする若者たちが
ビールビンを車道に放り投げる。 何が起こったのか・・・デニーロの目がさびしげだ


デニーロの恋

幼い時からの憧れジェニファー・コネリーとの恋は
出所後ハイヤーの中でのレイプに近いあの思いに心が痛みます


長い年月を時代交錯させながら見事に見せるこの映画

間違いなく100点! 巨匠セルジオ・レオーネ遺作となった本作 これこそ映画だ!


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