グリコ・森永事件がそこにあった。
今キツネ目の男と聞いて反応するのは、おそらく現在すでに50代~上の世代だろうか
当時、大々的にメディアに出てきた「キツネ目の男」しかし彼は犯行グループの
一人に過ぎず首謀者でもない。
脅迫された企業は、グリコ・森永製菓・丸大食品・ハウス食品・不二家・駿河屋
グリコ社長の拉致監禁~青酸入り菓子のばら撒きなどとてつもない事件を次々に
起こしながら誰ひとり捕まることなかった「未解決事件」
この事件とはいったいなんだったのか?僕もこの本を読むまでは、漠然とした記憶しかなく忘れかけていた。
いったいどこまでが、ノンフィクションでどこが小説なのかさえ掴めないほどの
圧倒的なリアリティが、これまでにない読書欲をそそりました。
中でも、終盤事件の大きな山場を迎える、犯人たちと警察の攻防の舞台になった
名神大津サービスエリア。本を読んだ翌日にたまたまそこへ行ったので
とても不気味な場所として映った
おすすめ度数:🌟🌟🌟🌟