名張と松阪を結ぶ(はずだった)名松線には物語がある。当初は奈良の桜井まで
繋ぐ桜松線となる予定がいやいやそれは無理〜ってことでなら名張まで繋げて
名松線で行こう。しかし建設中に現近鉄大阪線が開通し名松線の存在意義はなくなる
かくして名松線はその名を残したまま伊勢奥津と言う山中でストップ
どこにも接続しない路線は旅行者の移動手段にはならないが、鉄路がある村には
なんとも言えないノスタルジーがあり町の村の誇りでもあった。
とはいえ1日の利用者が一人の駅もある名松線。「廃線」の二文字は常に襲いかかる
そして悲劇が起きる。平成21年10月の台風被害で線路は寸断復旧にかかる費用は
17億円・・・1年、2年と休止が続いたが地域の執念により6年半後奇跡の復活!
6年以上も休止していた赤字路線が復活するなんて町が起こした奇跡とか言いようがない。名松線に物語ありである。
そんな名松線を今日は撮るべく撮影地を探す
列車は2時間に一本しかこないのでチャンスは一度きり慎重に探す
家城駅あたりまで来たことろで目に留まった光景があった
むむっ!こいつはいいいかも眼鏡橋の上から見てみる
河原へ降りられたらいいのにな〜と探してたら
お!なんて優しい看板発見さっそく降りてまずはカメラ持たずにロケハン
いいね〜この橋
こ、これはいいぞ!
幾筋も山から水が流れてきて足場はじゅくじゅくだが、そんなの関係ねぇ
構図を定めて一旦車に戻りカメラを持って再び待機するその瞬間がきた!
う〜んいいね〜完全に自画自賛の一枚が撮れたわ
普段見慣れてる地元の関西本線キハ120のブルーも好きだけどJR東海名松線の
キハ11はそのなんとも言えない背景のよさとマッチしてて素晴らしいです
名松線そこには何度も来たくなる魅力に溢れていた。