内容、構成共に『下町ロケット』よりも入り込める一冊。
映画でもそうだが、実在の事件をテーマにした本は、読み手のグイグイ感が違う。
2002年に起きた「横浜母子3名死傷事故」は当時大きな問題となった。
走行中の三菱自動車製のトレーラーから外れた車輪に当たって母子3人が死傷した事故。
もちろん本ではホープ自動車を名乗るが、他も含めて実在する物語です。
『下町ロケット』にあった下克上的爽快感は、そのテイストを継承しながらも
よりシリアスな一面があり新鮮だ。
大企業の組織的隠ぺいは今なお続いている。自動車会社における燃費偽装、排ガス偽装。 新しいものではKYBの免震装置偽装など。
まぁ~最たるものは、PONYのプロフィール画像偽装だが・・