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日本人は日本のことを知らない 『現代語古事記』 竹田 恒泰




一部の歴史学者を除いて一般ピープルの何人が、原文の古事記日本書紀を読破した
ことがあるのだろう。 この2つは日本の成り立ちを知る唯一の正史なのだがまず
手に取ることも少ないだろう。なぜ? 読みづらく漢字も難解で無理~だからだ。

コメンテーターとして顔も売れてるこの人の古事記ならまだ、とっつきやすいのではないだろうか。

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1978年のこと。当時京都で学生生活を満喫していた僕は、ある日の昼下がり
上賀茂神社でブサイクな女といやいやデートしていた時だ。
日本製カメラをぶらさげた外国人観光客が、僕とブサイク女に近づいてきて
カタカナでこう言ったのである。
ココハ、どういうお寺デスカ?
寺じゃね~し!神社だし。とは言わず無言できびすを返し
その場を離れ外人の元にブサイク女を置き去りにしてアパートへ
逃げ帰った。

家に帰り冷静になると、あの時僕は、上賀茂神社で外人に、ここはどういう神社デスカ?(現に外人はそう言いたかったはず)と聞かれても何一つ答えることができなかっただろう。

外人に比べて日本人は愛国心が薄いものだ。なんせ平和ボケしてるからね
それにしても、僕も含めて日本人は、自分の国の歴史を知らなさすぎるのではいか?
これではいけないぞ!
それが、僕が古代史研究(そんなたいしたもんではない)にめざめたきっかけです。

時が流れた今、京都にはあふれんばかりの観光客が訪れるようになった。
神社にもたくさん人が来る。でもね神のこと日本の神話を知らないと面白くないと
思うんだ。神社へいったって手合わせて終わりやん。

古事記と言うのは、簡単に言うと神話の時代が多く書かれた天皇の歴史変遷もの
推古天皇までを描いている。 神社参りには大いに役立つ。
一方の日本書紀と言うのは、タイトルのごとく日本の成り立ちを書きしるした
ものですが、膨大な巻数であります。神話部分はわりとさらっと流しています。

とはいえ初めからこの竹田ちゃんの現代語古事記は、きっと途中で挫折するかも
神話の世界はマンガでもいいしメジャーなエピソードおさえて神社に行こう。

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