PONYの缶詰

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『荒馬と女』(1961)-49





マリリン・モンロー








往年の名俳優3人たちは三者三様にこの後亡くなってしまいました。


ゲーブルは、1960年に59歳でこの映画の撮影後に倒れて死亡。

M.モンローは、1962年8月に36歳で死去(死因は当初自殺と報じられますが、ケネディ大統領との不倫がらみの暗殺説もある)

モンゴメリー・クリフトは、1966年に心臓発作で死去した(まだ46歳でした)


この映画は1961年である


離婚で投げやりなモンロー(とどこかのおばさん)がカーボーイの生き残りである
クラーク・ゲーブルやモンゴメリー・クリフトと出あう

そのまま彼らの西部の荒野にある家に転がり込むのだが あまりに唐突な流れである
いつの間に初め一緒だったおばさんは消えてしまい最後までもう出てこない(なんだったんだ?)


ハイライトはこれからです。馬狩りのシーン 彼らの仕事は野生の「荒馬」をロープで捕まえて
業者に売り飛ばす しか都会の「女」モンローには動物虐待にしか見えず猛反対

おいおい待てよ~~~それが彼らの生きるための仕事じゃいか~~
甘ったれたモンローの態度と演技に少し?マークである。

最後には捕えた馬のロープを自ら切るクラーク・ゲーブル・・
これからはスーパーかGSスタンドでもやるか・・
笑顔になるモンロー


何百頭の馬を捕えて殺すことになんのためらいもなかった彼らだが
乱獲で野生の馬が減り わずか6頭の馬を追う時ふと

戦争の爆撃で大量殺人を平気やっていた彼らがたったひとりの人間を前にして
殺す時 ふと我に帰る

爆撃で100人を殺しても痛まない心が一人の人間を殺すとき良心の呵責にかられる
人間の心理とはそういうものなのか・・


ストーリー展開がやや強引で唐突 あの馬狩りのシーンはクラーク・ゲーブルの寿命を
縮めるに十分すぎた・・

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