PONYの缶詰

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『風の丘を越えて/西便制(ソピョンジェ)』(1993) -171










オ・ジョンヘ (ソンファ)






口承芸能パンソリの唄い手である養父に徹底した指導を受けながら旅芸人の生活を続けるソンファとトンホの義姉弟。厳しい流浪暮らしに耐え切れなくなったトンホは逃げ出すが、やがて成長し、父姉の消息を追い求める……。40~60年代の韓国、全羅道を舞台に繰り広げられる骨太のメロドラマで、血縁よりも音楽(声・リズム)で結ばれた家族の分かち難い絆を描く。なにより、ソンファを演じるオ・ジョンヘ自らが唄うパンソリの哀切の節が、様々な“恨(ハン)”の想いを貫いて聴く者の胸に響き、血管の中に流れ込む様な錯覚を覚える。


【キネマ旬報「オールタイムベスト・ベスト100」】名作100本見たのか俺?選出(57位)





先日見てこの映画の記事を書きましたが 書庫を整理してるときに誤って削除!ガガーン!
ましてや今年見た映画NO1だっただけに 今一度書き残して紹介します。

韓国伝統芸能で現在ではユネスコ無形世界遺産にも登録されてる「パンソリ」家族を通して
成長していく唄い手ソンファの運命を残酷に、悲しく、力強く描く

ラストの弟との再会シーンが圧巻! 解説には『聴く者の胸に響き、血管の中に流れ込む様な錯覚』とありますが、それ以上のものがある 映画を見てこれほど感動したものはない
絶対に誰もが心に響くだろう

全く馴染みのないパンソリと言う唄が、観賞後には突き刺さる魅力
貧しく暗い生活の中での修業や、父に盲目にされてく過程など筋書きも素晴らしく文句なしの満点です。


この映画地味で埋もれがちですが 是非見ていただきたい素晴らしい作品。
 


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