PONYの缶詰

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『飢餓海峡』(1965) -224










左幸子(杉戸八重)
高倉健(味村時雄)









「お前な~飢餓海峡見たんか?」「あんな有名な映画も知らんでヘボいのぉ~」と言われ
続けながらも無視!しかしついに今回見てみることにしました。

まずは、画面にバーン!と出たのが「東映W106方式」と言うデカ文字です
なにさそれ?気になるんですよね~こうゆうの

16㎜映画を35㎜に焼き直して白黒反転させる云々方式ね全然わからんけど
じゃぁ~東映W16方式でええやんか と思ったら監督が内田吐夢(うちだとむ)なので
とむだけに106てか~~~~!なんじゃそれ(笑)9696(クログロ)2323(ふさふさ)アートネーチャーと変わらんがな

え~とですね主な舞台は北海道 時代は戦後のめっさ日本が貧しい時代ね昭和22年あたりからです
三國連太郎が善と悪を見事に演じます。ラストシーンの青函連絡船あれは切なくて悲しい時代を
延々と続く航跡が物語ります。


貧しく悲惨すぎる過去を持つ男犬飼多吉は北海道で起こした自分を捨て数十年後
舞鶴の地で成功している。一方函館で彼と付き合った女杉戸八重もその後東京へ出て
必死で生きてくのだ 彼女を支えたのは別れた犬飼多吉がくれた37000円の大金だった

5年の月日が流れ新聞で犬飼多吉が舞鶴の名士になってたことを知る八重は会いにいくのだったが・・


明るい材料はない・・この映画を物語る場面は殺人の容疑をかけれた犬飼多吉が警察で高倉健相手に語る場面だろう 誰も何も信じられない時代にひとり杉戸八重だけが彼の優しさを知っていました。

最後は・・・あれしかないだろうな・・やはり・・




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