PONYの缶詰

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『モン・パリ』(1973) -867









マルチェロ・マストロヤンニ(マルコ・マゼッティ)

“人類が月の表面を歩いて以来の最も重大な出来事"?






二人の写真はハートマークの中

次のカットからアポロの宇宙飛行士が月面を歩く姿の写真が何枚も出でくる?なんじゃこれ??

主題歌が終わり本編

マストロヤンニは自動車教習所を経営、ドヌーヴは美容院を経営ふたりは同棲中でヤンニの前の奥さんの
子供と3人です。場所はパリね平凡だけど幸せでした。

ところがマストロヤンニ体調が芳しくないので病院にいくと
診察結果は「妊娠4ヶ月」!ええええ!!ですがパリの人達さほど驚きを見せません(ここがかえって笑える)

こんなの大好なんはそうアメリカ さっそく“人類が月の表面を歩いて以来の最も重大な出来事"
などと大々的に新聞やTVで報道 はは~んここへオープニングのアポロが繋がるのね

男性妊娠研究の博士は、添加物や加工食品の食べすぎで男性が女性化してきた
そして世界でも20数例の男性妊娠の報告がはいる!ええええ~~~どんな映画やねんこれ


大騒動の中で妊娠7ヶ月目レントゲン写真を撮影してみるとお腹の中は・・・カラっぽ
大騒ぎしてたマスコミは一斉に彼を「世紀の法螺ふき男」と書きたてます。

ともあれ二人は結婚式を挙げる。当日ドヌーヴが言います「私、妊娠したみたい♪」

ラストシーンで工事中の舗道その側溝に風で飛ばされた新聞「世紀の法螺ふき男」は
水につかりホウキで掃除されてゆく。

人類が月に行く時代、男が妊娠してもおかしくないだろ
そんな人々の関心の移り変わりの早さをそこに見た。


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