PONYの缶詰

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閉鎖病棟に入っている父

親の介護にはお金がいるのだな・・

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母からの電話で、緊急事態だと呼ばれ335キロを爆走しかけつけた鳥取倉吉

暴れとても手に負えなくなった父を精神病院に入院させたらしい。

翌日その病院へ行ってみた。

閉鎖病棟と書かれた階には、鍵がかかっておりインターフォンでナースを呼び

中から解錠してもらう。なんとも言えない雰囲気だ。

 

父の病室、個室ベッドに父はいた。話して見るとごく軽度の認知症だが、別段暴力的

でもない。 命にも全く影響はなさそうだった。 危篤でもなんでもない・・・

介護にはお金がかかる

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母の心のケア。 こんな形で父を精神病院に送り込んだ済まなさと、せいせいした気持ちが交錯しひどく落ち込んでいた母をなんとかあれこれ励ました。

お金のケア。これからかかるであろう入院費用に暗くなる母、貯金を切り崩すのは

不安らしい(なんでやねん!という気もするが)

とにかく100万円を置いて帰る。

僕たちにとっても手痛いとても・・・でもこれも人生なのかと諦めた。

 

3か月はこの病院で様子観察だそうだ。

 

見舞いの帰り、自動で施錠されたガラスドアを叩く父の姿が悲しすぎたのだった。

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