これを読む者は、一度は精神に異常をきたす
この過激な表紙と、過激なキャッチコピー
『これを読了した者は、数時間以内に、一度は精神に異常を来たす、といわれます』
『読者にいかなる事態が起こっても、責任を負いかねます』角川書店。
はいはいはい!読みます!読ませておくれー
飛びつきました。
ところがです、人間の精神病に関するものすごく興味深い内容なのですが
なんせ読みづらくて難解きわまりない。エロ路線でもなくグロ路線でもない
精神科の教本のような一面も備えており益々、挫折しそうになるが、
後半のある部分から一気に小説らしい部分があり読破できた。
根本は、物凄い本であります。今世に出ている精神病小説や多重人格小説の
本質はきっとここから始まるのかもしれません。
「胎児の夢」と言うくだりがあるのですが、特に引き込まれる部分でありました。
僕は、この本を読んだあと・・・・精神に異常をきたしました。
角川書店!責任取ってくれや~~~
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