我々は我々自身のあてにならない事を
適切に知っておく必要がある。
実際それを知っているもののみが
幾分でもあてになるのだ。
写真を多用した大きなサイズのこのタイプの本にしては内容&資料ともに
たいへん充実した濃い内容となっています。
芥川龍之介の生涯を簡単に知ることが
出来る本と言えます。
幸福とは幸福を問題にしない時をいう

世間は幸いにも死に方には余り批評をしない。批評をするのは生き方だけである。
確かにこの天才もまた35歳でこの世を去りましたが、自殺であれ
病死であれ、事故死であれ死に方なんぞどうでもいいこです。
作家はいいよね、どう生きたかが残した小説で後世に伝えられる。
僕の働く介護施設では、毎年10名程度が、この世を去っていく 毎月ひとりはあの世へ旅立つ。彼らの死に様はいくつも見てきたが
彼らの生きてきた生き方を知ることはない。
芥川龍之介の小説は、彼がノリまくってた時期、苦悩していた時期 そのそれぞれに色濃いメッセージがある。