PONYの缶詰

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『ホテル・ルワンダ』(2004)-778










ジャン・レノ


映画の舞台となったホテル“ミル・コリン”(実物:現在は営業再開)




ポール・ルセサバギナ本人




無力ながらも踏みとどまり続ける国連軍や有名ホテルとしてのステータスを盾に人々を過激派からかばい続ける一方で、ホテルの支配人として培った人間関係を利用して彼は1268人の難民の命を救うことに成功する。



今からまだ16年ほど前の出来ごとで当時のアメリカ大統領はクリントンだった

この映画は虐殺の背景とその中で1268人を救ったホテル支配人ポール・ルセサバギナの実話である
ホテルの名前はルワンダでなく「ホテル・ミル・コリン」

高級ホテルとしての地位が辛くもフツ族民兵も無造作には踏み込めない場所であったことも
幸いして結果的には難を逃れた1268名は奇跡に近い

罪もない人間が100万人も虐殺される中でアメリカ、フランス、イギリスはこの事件の
介入から手を引いてしまいます。犠牲を払っても自国の利益にならないからか

遠く離れた日本人はじゃ何をしたのかと問われる

他国の救援をあきらめた彼らは世論に訴えジャーナリストを通じ虐殺の映像をTVで流す
これで世論は動く!と言った支配人(ポール・ルセサバギナ)に対してジャーナリストは答える

「TVを見た連中は‘まあ悲惨だわね’といいながらディナーを続けるだろう」と・・


さて映画として見ますと作り込みにおいて「シンドラーのリスト」ほどのものはありませんでしたが 僕らが今生きてきたわずか16年前の出来ごとだけに突き刺さります。



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