レトロな釧路駅前のメインストリート北大通をまっすぐに900メートルほど進んだ先に
あるのが幣舞橋。道中に感じた違和感この町はかつて異常に栄えすぎたのだろう
その名残が他の都市にはない寂しさとも異質感ともとれる奇妙な感覚になる。
ホテルや高いビルがそこそこ立ち並んでいるが、どこか町に活気がない気がした
実に不思議な感覚ながらも他の都市でよくある既視感がなく旅人には新鮮な光景
幣舞橋(昭和51年)
幣舞(ぬさまい)はアイヌ語でヌサマイ=幣場のことで幣場は、御幣などをもちいて
神を祀る場所
アイヌ文化では紙でなく木の皮を使ったイトウというものが使われる。
橋の構造は、3径間連続鉱床版箱桁橋でゆるやかにアーチを描くヨーロッパ調
小柱の4箇所には春夏秋冬をモチーフにしたオベリスクが置かれている。
橋の上の道路は六車線もあり橋の幅は33.8メートルにもなる。
橋の四隅にある親柱は先代の4代目のものをそのまま使用している。とても立派です
おしゃれな街灯も景観に一役買ってます。
橋そのものは特に珍しい形ではないんですが、オベリスクや街灯、橋脚の凝った意匠などが釧路川の最河口にかかる橋として周囲の風景と絶妙にマッチしています。橋のたもとに駐車場と散策できる広場があり橋の下をくぐり漁港までいける。