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掴みは大事やね『ストロベリーナイト』 誉田哲也


このところは、荒んだ本が続いている。狂気と血の匂い。今回は大丈夫だろう
甘い夜♪ストロベリーナイト♪が待ってるハズ。

ふん~ふふ~ふん~♪知らない鼻歌を口にしながら表紙をめくる。
 
目をえぐられた女 切り裂かれるその喉元 噴き出す鮮血
あなたは これを 生で 見たい ですか
 

 嘘でしょ!またこんなんや~どこがストロベリーやねん!

映画も本でも掴みは大事。最初の10ページほどで完全に俺はまた変態化する
だが今回は、事件そのものが複雑でなく追う側の警察も姫川玲子刑事を中心に
進むので大変読みやすくて一気読み出来た。

ジウの「新世界秩序」よりもはるかにこちらの殺人ショー「ストロベリーナイト
がイケてるぜ~。

全体の構成がブレずに最後まで続き、主人公姫川玲子ではないムカつくデカ(ガンテツ)の方が事件を解決へと導く意外性もナイスだった。

こいつはおすすめできる一冊。変態ならこれも読め!だ。

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