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『オール・ザ・キングスメン』(1949)第22回アカデミー作品賞-153


衝撃の大スキャンダル! 今アカデミー賞3部門受賞をひっさげて登場する問題作
失脚--それは この男にとって想像もしない 出来事であった!

監督: ロバート・ロッセン /出演: ブロデリック・クロフォード ウィリー・スターク
ジョーン・ドルー アン・スタントン
ジョン・アイアランド ジャック・バーデン
ジョン・デレク トム・スターク


2007年のリメイク版:予告編、ALL THE KING'S MEN  ショーン・ペン、ジュード・ロウ、アンソニー・ホプキンス主演。

オール・ザ・キングスメン 予告編
1949年本作品予告編


やがて赤狩りの犠牲になり屈辱的な転向を強いられる事になるロッセンが自ら脚本を書き製作した、政治腐敗のからくりを暴露する問題作。政界浄化を唱え知事選にうって出た小役人が、二度の落選で理想主義を地にまみれさせ、俗物に堕ちて行く様を、初めは彼に共感し取材を始めた記者(J・アイアランド)の視点から描く。やがて、汚い手口で知事になった役人は、彼に反対する人達を力で封じ込める独裁者になっていた。大変な愛妻家でもあった彼だが、やがて平気で妻を裏切る様になり、献身的に務める秘書をまで毒牙に掛けようとする……。元来、政治まで娯楽になるお国柄だが、ロッセンは持前のハードな語り口で畳み掛け、息もつかせず一気に魅せる。作品賞はもちろん、主演のクロフォードの他、秘書に扮したM・マッケンブリッジもオスカーに輝いた。


❤ショーン・ペン主演で2007年にリメイクされたので内容はそちらでご存じの方も
多いと思います。

生真面目で勤勉なおっさんが腐った政治を変えようと立ち上がり

やがて知事に当選しますが

ここから人は『金』と『権力』を握るとどんな人物さえ変えてしまう

政界の魔力に彼もどっぷり浸かってしまう。


彼を支持する記者の苦悩ととまどい映画はもっぱらJ・アイアランドの視点から見た
ウィリー・スタークでありラストには政界にありがちな悲惨な結末が待ちうける。


引き込まれる内容だけに豪華なキャストの2007年リメイク版も見てみたいものです。


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