PONYの缶詰

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『マーティ』(1955)第28回アカデミー作品賞-813

監督: デルバート・マン

出演: アーネスト・ボーグナイン/主演男優賞




ニューヨークの下町、ブロンクスの肉屋で働くイタリア系アメリカ人・マーティは34歳。心根は優しいが太っていて醜男であることから上手く女性と付き合えない。一緒に暮らす母テレサや知人は早く結婚して家庭を持つよう口うるさく言うが、デートも思うようにならないのだ。出会いを求めて行ったダンスホールでマーティは、容姿のせいで男性から置き去りにされたクララがひそかに泣いているのを慰めた。二人はその夜意気投合し楽しい時間を過ごすが、恋人のいない友人アンジーや結婚を勧めていた母さえも、クララとの交際を喜んでくれない…。



❤アーネスト・ボーグナインと聞けば=悪役のイメージだろう

1953年作品賞の『地上(ここ)より永遠に』(1953)第26回アカデミー賞作品賞を見た方ならあのフランクシナトラを拷問して殺した営倉の男で自らも最後は殺される役


そうそうこの「営倉」ってのはですね~下士官兵に対しての懲罰房でして古い映画によく出てきます
別名『モンキーハウス』です。


余談ついでに彼の元嫁さんはエセル・マーマン『ショウほど素敵な商売はない』(すぐに離婚しましたが)



ところが今回は全くの善人として登場するのです。


小太りのモテナイ君なのですが優しい男でして34歳独身

恋はしたいが半ばあきらめ気味なところへ彼女が出来ます。


でもねこの映画は彼の恋物語じゃなくその背景にある友人や家族との付き合いを
実に等身大に描くことで現実感を出します。どこにでもある一市民の親子関係や友人との付き合いは
今の日本の独身同世代にもあてはまりそうでした。

1955年は大作が不作の年と言われる中でこうしたマイナーながらも『いい奴』はウケたのでしょうね


90分映画でラストは 



もう終わり?あとは自分で想像せーてか~~~ってなりますが

これでいいのだ






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