1910~1997年。マケドニア(旧ユーゴスラヴィア)生まれ。18歳のときロレット修道会のスターとしてインドにわたり、布教活動のかたわら修道会付属高校で教師として働く。36歳の時に神の啓示を受けて独自の修道会組織をつくり、貧しい人や孤児、難病患者の救済活動にのりだす。スラムの人々とともに暮らし、宗教や民族の壁をこえて「愛の奉仕」を実践するマザーの姿は全世界で熱い感動を呼び、1975年にはシュバイツァー賞、1979年にはノーベル平和が贈られた。日本にも三度来日。1997年9月5日、心臓発作のため87歳で死去。
あらすじ: 1946年、インドのカルカッタ。カトリックの修道院で教師をしていたマザー・テレサ(オリビア・ハッセー)は、神の声を聞き、自分の居場所が貧しい人々の中にあることに気づく。4年後、彼女は“神の愛の宣教者会”を創立する。
♠『ロミオとジュリエット』のオリビア・ハッセーがこの役を熱望し20年間待ち続けた
渾身の熱演が光ります。
ガンジー同様にインドの偉人として称えられるマザー・テレサですがこの映画では
『ガンジー』よりもわかりやすく映画的に魅力あるテレサの半生が見れます。
生い立ちから修道会へ入るまでも知りたかったところですが物語は成人してから始まる
セリフの中には彼女がのこした深い言葉が映像にすごくマッチしてて
バックに流れる音楽とともに映画を素晴らしいものにしています。
少し名言など紹介します。
(「世界平和のために何をしたらいいのか」と聞かれて)
帰って家族を大切にしてあげて下さい。
人間のほほえみ、人間のふれあいを忘れた人がいます。
これはとても大きな貧困です。
この世の最大の不幸は、貧しさや病ではありません。
だれからも自分は必要とされていないと感じることです。
これらの言葉を並べるだけなら誰でもできますが彼女はそれら全部を実践
それも全く気持ちがブレることなく87歳で亡くなるまで
オバマ大統領がノーベル平和賞? なんでやねん!
マザー・テレサこそ誰もが認めるノーベル平和賞ではないだろうか
やや英雄伝的な映画ですが 見終わるといい映画見たぜぃって思います。