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『マイ・フェア・レディ』第三十七回 1964年アカデミー作品賞-815

1964年 / アメリ


1964年アカデミー作品賞



オードリー・ヘプバーン
(イライザ)





イライザ(オードリー・ヘップバーン)は花売り娘だ。うすら寒い三月の風の中で声をはりあげて売り歩く。ある夜、ヒギンス博士(レックス・ハリソン)に言葉の訛りを指摘されてから、大きく人生が変った。博士の家に住み込むことになったのだ。だが、今までの色々の苦労よりももっと苦しい難行を強いられた。何度も同じ言葉を録音するのだ。博士の家に同居するピカリング大佐は親切で優しい。ある日、イライザの父親ドゥリットル(スタンレー・ハロウェイ)が娘を誘惑されたと勘違いして怒鳴り込んだが、貴婦人になる修業をしていると聞いて喜んだ。それから4カ月。イライザは美しい貴婦人として社交界へデビューした。アスコット競馬場。イライザの美しさは群を抜き、名うてのプレイボーイ、フレディでさえが彼女につきまといはじめた。陰で彼女を見守る博士とピカリングは気が気ではなかった。彼女の正体がばれたら、貴族侮辱罪で社交界から追放されるだろう。彼女は誰にも気づかれずうまくやっていた。ところが各馬がゴール寸前になって興奮のあまり、つい地金を出してしまった。だが、それもご愛嬌ですんだ。つづく大使館のパーティでは完全なレディになっていた。成功だ。その夜、イライザは博士とピカリングの話を立ち聞きして驚き、怒った。自分は博士の実験台にすぎなかったのだ。思わず邸を飛び出した。博士は、イライザの不在に淋しさを感じ、彼女を愛する心を意識した。録音器の訛りの多い声を静かに聞きながら心を痛めていた。ふと、その録音器が止まった。イライザが涙を浮かべて立っていたのだ。博士はとんで行って抱き締めたい気持ちをこらえながら言った。「イライザ。ぼくのスリッパはどこ?」



♠【ローマの休日】【ティフィァニーで朝食を】よりも各段に面白い映画でした

3作の中ではピカイチ♪ 作品賞あなどれません~~


オードリーの魅力全開の前2作とは違い今回は汚い花売り娘がだんだんと綺麗になりレディとして

花開く姿なので後半になるほど盛り上がります


オードリー・ヘプバーン:イライザ・ドゥーリトル
レックス・ハリソン:ヒギンズ教授
ウィルフリッド・ハイド=ホワイト:ピカリング大佐


この3人が繰り広げる 花売り娘再生計画♪ 


ミュージカルですがそれを感じさせないストーリー展開のおもしろさ

笑って泣けます ラストシーンではエンディング待たずに10点の旗をあげたくなりました


あえて難を言えば3時間の大作 もうすこしコンパクトなら今の時代でも満点でしょうね




評価:10

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