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仏像探検【3】天台宗総本山「比叡山延暦寺」〜一隅を照らす教え〜

多くの人がまっさきに比叡山と聞いて思い浮かぶのは、信長の焼き討ち

しかし最澄の開いた延暦寺からは、親鸞、法然、一遍、日蓮などなどが輩出された

日本仏教の母なる寺でもある。行ってみよう

名神大津SA京都方面に行くと必ずここに立ち寄りマクドを食べる

比叡山ドライブウェイを駆け上がると素晴らしい景色が広がる

↑大津方面、反対側が京都市内↓

画面中央の木々がある部分が京都御所、市内のこんなに多くを御所の敷地が

締めている。

遠くには大阪のビル群が見える左端があべのハルカス。近くに見えるけど

京都ー大阪間は50キロも離れている望遠レンズマジックだ

到着!伝教大師は、最澄に朝廷から贈られた諡号いわば国からのお墨付き

拝観料は国宝殿とすべてのエリア込みで1500円。

延暦寺はとてつもなく広い。3つのエリアがあり車で移動することになる

最初は全部回る気満々だったが東塔エリアで力尽きた

ゲートを入るとすぐに国宝殿があります。3階建てですんばらしい仏像の数々が見れます

一隅を照らす

一隅を照らす、これ即ち国宝なり 

最澄が残した有名な言葉です。一隅とは片隅

片隅の誰も注目しないような物事をちゃんと取り組む人こそ尊い国宝である

自分の立場でベストを尽くせ!ってことですね

延暦寺の心臓部である根本中堂にきました

改修中ながら中は見ることができます。密教を取り入れた天台宗ならではの

一番延暦寺を感じれる内部ですごいです。

本尊の前に置かれ千二百年灯し続けている【不滅の法灯】があります

文殊楼へ登る階段は、超急角度

ここが山門にあたる文殊楼、中には文殊菩薩が安置されてますが非公開

そしてこちらが、延暦寺で最も重要な戒壇院ですが階段がこちらも急であまり

訪れる人はいません

戒壇は、授戒を受ける場所。授戒とはなんぞや?簡単に言うと

ほんまもんの僧として認定しま〜す!そんな場所です。

それまで比叡山で学んでも官寺である東大寺でしか授戒を受けれなかったのが

民間の寺である延暦寺に出来たことで仏教は国のものから民衆のものへと

開かれる。しかし同時にこれが後に堕落した悪僧を生み出すとは最澄は思ってもいなかっただろう。

戒壇院を過ぎると興福寺などでもおなじみの52段の階段が待ち受ける

なぜ52段なの? これは菩薩が修行して如来になるまで52の階級があるからです

ちなみにレベル51にいるのが弥勒菩薩あと一歩なのですが、この一段上がるのに

56億7000万年かかります。そんな階段を登り切ると阿弥陀堂と東塔です

延暦寺で一番写真映えする一角ですが、古刹好きにはちと新しすぎるかもね

昭和に再興されています。焼き討ちさえなければと思ってしまう

ほとんどの仏像は厳重な撮影厳禁体制なので目に焼き付けてきました。

なんとか撮影可能だったものです。釈迦三尊像、釈迦如来でなく釈迦牟尼如来となってますが同じことです釈迦牟尼世尊とも言います。牟尼は修行する聖者ね

牛丼と牛飯みたいなもんです

これは千手観音像です。仏像マニアでなくてもこの異様な手の多さは人気の

仏像であります。

頭何個あるねん!顔は3面3面怪獣ダダもタジタジです。光背も良く見ると全部

手!色んな物を持ってますとても興味深い欲しい!これ

 

以上が延暦寺の東塔エリアでした。今度は西塔・横川エリアも回って見たいです

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