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【橋を見る39】新五月橋(昭和40年)〜千日道路名阪国道のある視点〜

昭和38年日本初の高速道路名神高速が開通。2年後の昭和40年小牧ー西宮間が全線開通した。時を同じくして進められたのが名阪国道である。

名神高速出来たんだから二本も高速いらんくね?今と違って当時はなんでもイケイケの

時代。んじゃぁ〜準高速道路みたいな感じでしかも無料道路でどうろ?無料大好きな

地域民たちは喜んで土地買収に応じます。よ〜〜し!名古屋ー大阪間を1000日で作るぞぉ〜〜!!そんな無茶な〜と言う声すらなくやれば出来る精神のみでスタートした

かくして1000日を待たず990日で開通させた。

亀山ー天理間を無料の名阪国道とし接続する東名阪と西名阪は有料とした。

しかしこの「準高速」って規格が曲者で後に数々の名阪伝説を残していくことになる

なんせ工期短縮と安価に作ったため天理ー福住間の魔のオメガカーブを筆頭に

ICやSAから本線への合流路の短さなどなど危険がいっぱいで特に高嶺SAなどは

本線からいきなり直角にSAへ入るし出る時には全く合流加速路線なしだった

当然事故も多く危険なため上りSAは廃止、下りSAは改良されたものの時速100キロ

近くで爆走する本線に合流するにはあまりにも短いのが現状である。

死亡事故日本一を誇るそんな名阪国道だが、我々地域住民にとってはありがたい無料の

準高速(一般道25号)なのであ〜る。

さて普段何気に走ってる名阪には主な橋だけで9本がかかっているが、アーチ橋も

斜張橋とかもないので亀山ー天理間であ〜今橋の上通過してると認識することは皆無である。しかし道路から見えないだけで橋はしっかり頑張っている

開通時二車線だったため下りは昭和40年開通、後に4車線化され上りは昭和48年

開通となっている。下から見上げると紛れもなく橋であることがわかる。

橋を見るといつも思うが、こんな大工事をやってのける日本の土木技術ってすげ〜な

この新五月橋を含め73.3キロもの道路をわずか990日で完成させるんだもんな〜

凄いぞ日本!

 

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