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【橋梁探訪20】笹瀬橋(昭和31年)・今山隧道(明治31年)〜京都府唯一の村にあるポニートラス橋〜

こんばんはポニーです(橋幾三と違うんかい)今日はポニートラス橋を見にいくので

ポニーです。ご覧のように橋の左右が上部で繋がってなく青天井なのが特徴です。

国道163 沿いにある道の駅「みなみやましろ村」村の文字を全面に打ち出すのは

ここが京都府でただひとつの村をアピールしてます。

銀行の移動店舗車なんてあるんやね

なが〜〜〜いおつきあい号。高校野球のCMで見るやつや

茶畑が広がるこの地で食べる濃厚な抹茶ソフトがうまい

道の駅を出るとすぐの163号今山交差点を関西本線側へ直進(写真は伊賀からなのでここを左折になります)

月ケ瀬口駅をくぐるところにあるのが今山隧道

右が新今山隧道、左がお目当ての旧今山隧道(明治31年)です

普通は新隧道が開通したら古いのは廃止されるのだがここはなんと今でも現役です

トンネル内を歩き反対側に出ると摩訶不思議な構造にでくわす

なんじゃ?この奇妙な形のアーチ状のものは・・たぶん斜面崩落防止の支えなのだろうが非常に珍しい造形です。

村の奥へしばらく進むと木津川にかかる笹瀬橋に到着です

・全景・

トラス構造は逆ハの字のプラットトラスで左右が繋がらないポニー橋となってます

今日はこのポニートラス橋が見たかったので大満足です

・親柱・

笹瀬橋、ささせばし、昭和31年3月竣工、伊賀川と親柱には橋を知る重要な手がかりが

あります。下を流れるのは木津川なんですが、ここから上流を伊賀川とも呼ぶそうです

(伊賀は地元ですが伊賀川とは呼んでませんが)

橋を渡ってみます

・高欄・ 高欄は景観に配慮してかガードレールではくリベット止めのものいいですね〜

トラスの接合もすべてリベット打ちなのが素晴らしい!

昭和30年代ころまで使われたリベット打ちは溶接になり昭和40年ころからボルト止めになっていく。

1200℃以上になるまで真っ赤に熱したリベットを通して反対側からハンマーで叩きまくり頭を潰すいわゆる「かしめ」一度つけたら外すことは想定していない。当時はかしめを専門に行う「かしめ屋」なる熟練工がいたそうです。

ある程度は工場で作るんだろうが現場でもこの作業をやるんだから大変です。何千何万個もあるんですからね〜

 

みなさんも車で走ってて上部の左右が繋がってない橋を渡る時には「ポニートラス橋やな」とこれでイキれますね

 

以上です。

 

 

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