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【橋を見る38】何と読む?吊り橋「大川橋」(昭和44年)〜名張川の秘境〜

こんばんは吊橋幾三です!秘境に多く見られる吊り橋は、間に橋脚を作れない場所にかけられています。どんな構造か見てよう主塔の左右から太いメインケーブルで対岸まで渡し垂直に垂らしたハンガーケーブルで主桁を吊っている。この状態だとぶらんぶらんなので橋の左右を耐風索でひっぱって揺れとねじれを抑えます。

右に張り出すのが耐風索

メインケーブルとハンガーケーブルを繋ぐ金具部分

中でも吊り橋で一番荷重がかかるのがメインケーブルを固定するアンカレイジです

アンカレイジ

この一番日陰の存在なアンカレイジこそ吊り橋の心臓部と言えます。

名阪五月橋ICを出て月ヶ瀬方面へ向かうとすぐに赤い小橋がありそこを渡ると再び

名阪の下をくぐるといきなり秘境感漂うせまい道になり進むと何やら看板が

カントリーパーク大川・・・おおこ??こ?

縄文時代の大川遺跡(おおこいせき)があり今はキャンプ場にもなっている

大川遺跡に降りずそのまま進むと未舗装路になり見えてくるのが大川橋です

車も通れるようだがこれは細い!普通車だと左右は10センチしか余裕がない

軽でも相当な勇気がいるし渡ったとて先がまたやっかいなのだ

さていよいよ大川橋は果たして「おおこはし」か「おおかわはし」なのか?

なぬ!!!おおかわはしだとぉ〜〜! 下を流れるの川は名張川で大川ではないし

やはり大川遺跡(おおこいせき)の大川(おおこ)から付けたなら「おおこはし」なのだが・・・橋の読み名の銘板は間違って後に訂正されることもあると言う。橋マニアの間でも意見は分かれていて「おおこはし」と記している人もいるが・・・

ここでは銘板に従って「おおかわはし」としておく。

橋を渡ったところに絶景六滝峡の石碑

かつては六つの滝が流れる絶景地だったのだろうが、下流に出来た高山ダムにより

水没し地形も変わってしまった。今回紹介した大川橋もまたダム水没による代替え橋

かと思われる。滞在時間中に車も人もこの橋を通ることはなかった。

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