形式:煉瓦造単アーチ橋 橋長13m 国登録有形文化財
褐色の長方形が積み重なる煉瓦建築物はどこかノスタルジーで橋においても
存在感があります。この煉瓦ってのは紀元前4000年メソポタミア文明の頃から
あったらしく日本で建築用に出来たのは1855年長崎の海軍伝習所が最初とされる
1922年(大正11年)伊賀鉄道全線開通時に作られた桑町跨線橋は今なお
102年を経て現役でその美しい煉瓦造りを残している。
十文字に開けられた欄干のデザインや欄干とアーチ部分を繋ぐ意匠にもこだわり抜いた
当時の粋を感じる。
橋の上に立つと橋は線路に対してかなり斜めにかけてあり写真のように左右の欄干は
ずれた位置にある。欄干の端は袖高欄のように開いている。
伊賀鉄道で最もノスタルジーに浸れる橋ながらいかんせん旧町の中にあるため
アクセスが悪いが来て見る十分価値はある。