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【橋梁探訪9】タウシュベツ川橋梁(アーチ橋)昭和12年竣工・滅びの美学

廃墟・廃線・廃道・草ヒロなどが人を惹きつけるのは、時代の変化や経年劣化で役目を終えた人造物が解体されずに朽ちていく様に哀愁や郷愁を感じ取るからだろう。成功しブイブイいわせイキリまくってた人がつまづいて転落していくのを見るザマ見ろ感は単に人の悪しき心の中にある愉悦感にすぎない。

北海道の真ん中あたり上士幌町に「滅びの美学」を象徴する橋がある。

幻の橋と呼ばれるタウシュベツ川橋梁は、ダム湖に沈んだ鉄道橋なのだが、ダムの水位が年に大きく上下するため水位が低い時期にだけ地上に姿を見せる。水没し冬になるとコンクリートに染み込んだ水が凍り膨張して崩壊の速度が増す。通常の50倍もの速さで朽ちていくのである。ダム湖に沈んだのが昭和30年なので68年経過しているが実際にはその50倍の速さで崩壊してるので3400年!後の姿と言える。

写真は2022年9月に撮影したものでギリギリ水没寸前の姿。10年前の様子と

比較しても崩落が加速してるのがわかる。近年ではもう今年が最後かもしれないと

言われているが、コンクリには鉄筋が入っているので完全にアーチが崩れるのは

あと5年〜10年後と行った感じだろうか。

橋が滅んで行く姿を50倍速で観察できる貴重な北海道遺産である。

帯広から北へ向かい上士幌町に入るとある道の駅。北海道の道の駅はレベルの高い所が

多くここも実に素晴らしくここのモーニングなどもう道の駅レベルを超越している

札幌などの都市部以外は、人口減少地域が多い中でタウシュベツ川橋梁のある上士幌町はピーク時に比べると半減したものの近年の努力で増加に転じている。

試される大地北海道頑張って!

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