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【伊賀の勧請縄6〜8】石川・西湯舟・中友田〜悪霊の来る方角に吊るす地域特性〜

石川地区

世間様は3連休最終日とあってモクモクファームでさえ臨時シャトルバスまで出して

人を運んでいる。道の駅あやまも満車そんな中、本日は阿山地区にある3つの勧請縄を

攻略する。もちろん自分たち以外は誰一人こない。

これは凄いぜ!今までのと違い見た瞬間のインパクトが大きい長い

小山の上にある大木に括り付けられた縄から対岸河原まであり垂直に垂らした数本の

小縄(勧請足)が風に揺れる。

中央には御幣のついた矢が刺さる。

西湯舟

こちらも中央に矢が刺さる。両端の木がいい景観を作り出していた。

もしかしたら勧請縄を括るための木なのかもしれない

中友田

ひっそり地味な感じである。地域によって供え物の形態が異なる

この地域では南東の方向に流れる川があると村の富が流されるとされ勧請縄は

そこに吊るされる。

勧請縄が部落の人々にとって持つ意味

部落には昔から「村境閉鎖観念」があり部落の境にあり村外に通じる道、川を閉鎖して

悪霊、疫病、災いを防ぐ。特に伊賀地方では災いは川からやってくると信じられているのでほとんどが悪霊の来る方向の川に吊るされている。

これで市指定無形文化財「伊賀のカンジョウナワ行事」9ヶ所のうち8つを攻略

残すひとつ槇山地区は2月18日に掛け替えが行われるらしいのでその様子を

是非とも見たいのだ。

 

 

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